自分や娘たちが海外でいろんな方たちにお世話になっている経験から、機会があるときには、喜んでお世話する側にまわろうと、現在まで2回(計4名)のホームステイを受け入れています。
2回程度じゃ、まだまだ初心者レベルだけど、初心者だからこそ気づくこともあるよね~と思い、経験から学んだことをまとめてみました。
ホームステイ受け入れのさいの参考にどうぞ。
はじめまして
まず、初めてホームステイを受け入れるときって緊張しますよね。「どんな子だろうか」「お互いコミュニケーションできるだろうか」「生活スタイルをどうしたらいいだろうか」などなど。
でも大丈夫。ウェルカムの姿勢で迎えれば、たいていうまく行きます。
緊張の度合いで言ったら、受け入れる側よりも来る側の方が強いはず。なので、こちら側はリラックスして笑顔で「Hello~♪」です。
まず家の中を案内しよう
玄関
家に入るときに靴を脱ぐという習慣がない国の子もたくさんいます。日本では、家に入るときには靴を脱ぐ、ということをまずは伝えてあげてください。
家の中用に室内のスリッパを用意しました。「履きたい」という子が半分、「履かない方が楽ちん」という子が半分。
トイレ
トイレの場所、大事です。和式トイレの場合は使い方を教えてあげましょう。和式の形って、彼らにとってはなかなか興味深いようで、それはそれで楽しめる(?)みたいです。
お風呂
日本の文化、お風呂。
浴槽につかって入浴する習慣のない国も多いので、お風呂についてはしっかり説明してあげましょう。
- お風呂のお湯を汚さないように、身体を洗ってから入ること
- 家族で順番にお風呂に入るので、お湯を抜いたらダメということ
我が家に泊まった4人の子たちは、一番風呂であってもやはり抵抗があるのか、浴槽にはつからずに、シャワーのみで済ませていました。もちろんそれはそれでOK。
3人の女子大生をまとめてホームステイさせたときは、お風呂の回転率のことを実は少し心配していたけど、みんなゆっくり湯船につからなかったので、シャワーの時間は超短め。驚くくらいにサクサクと順番が回りました。
洗濯のこと
「洗濯したかったら使ってね~。ここのボタンを押して、ここを押すだけ」って最初に教えておきました。
ちなみに欧米では洗濯物を干すという習慣がありません。乾燥機で乾かすのが基本。なので、欧米出身の子の場合は、乾燥機を使うよう言ってあげると安心すると思います。
Wifi設定
最近はみなスマートフォンを持ってきているので、使用可能であれば、Wifiの接続パスワードを教えてあげるといいと思います。
リビングでフランス人の子がフランスにいる両親とfacetimeをしていたときに、ちょうど買い物から帰ってきた私。フランス人のご両親とスマホ越しに「ハーイ」ってあいさつもできたよ。
「うちの子ちゃんとお手伝いしてますかー?」って聞かれた(笑)。
心配することはどこの国の母も一緒です。
食べ物について聞いておこう
食べられないものを聞いておくこと。
アレルギーで食べられない場合もあるし、宗教上の理由で食べられない場合もあります。
私がホストをした4人の中には、「水をそのまま飲むとのどが痛くなるから、飲み物は水以外でお願いします」っていう子がひとり。「宗教上の理由で豚肉は食べられません」っていう子がひとりいました。宗教上の理由で食べられない場合でも、調味料に含まれているエキスもダメなケースもあれば、そこまで細かくこだわらないケースもあるので、このあたりはしっかり確認しておきたいところ。
食べられないものを聞くついでに、日本の家庭で食べたいものを聞いておくのもいいですね。
リクエストに応えられるもの、応えられないもの、あると思いますが、できる範囲で叶えてあげたいですもんね。
お客さまではなく家族の一員として一緒に過ごそう
お客さまを接待するという気持ちではなく、家族の一員として受け入れてあげてください。接待しなくちゃとか、余計な気は回さなくてOK。
夜は11時には寝るからねー
朝は私たちはこのくらいの時間に起きるね。でもあなたは好きな時間に起きていいよ。
朝ご飯は、パンとシリアルをキッチンに置いておくから、好きなように食べてね。冷蔵庫にあるジュースも好きに飲んでいいからね
こうやって書いてみると、自分の適当さがよく分かりますな。
でもホストファミリーって体験してみると本当に楽しいので、やってみようかどうしようか迷っている方がいたら一度やってみてもらいたい!家にいながら国際交流ができるって、こんな面白いことはないです。ぜひ!