空の巣症候群にならないために

アメリカの大学生の長女と次女。

2人とも5月半ばから夏休みで日本に一時帰国していたのですが、8月下旬から新学期開始でそれぞれ自分の学校へ戻っていきました。

3ヶ月本当にあっという間。かつ、賑やかでした。

普段、男(夫)、男(高校生男子)、自分の3人なので、話が通じなくてつまらないときが多々あるのだけど、ここに女子大生が2人加わると、女子勢力が一気に上がって、それはそれは楽しい。男子勢も巻き込んで、おバカトーク炸裂。よそ様のお宅では、こんなしょーもない話でゲラゲラ笑ったり、熱唱したり、踊ったりしているのだろうか、汗。

さて、女子大生2人がいなくなり、戻ってきた少し落ち着いた生活。

 

うーん、なんかやっぱり寂しいな。

 

私は家事とか全然好きじゃなくて、「丁寧な生活」などという言葉には心動かされず、家事は時短と効率が命。当然、子どもの世話もかいがいしく焼くタイプではなく、「自分でよろしく」というタイプです。

こんなタイプでも、子どもが遠くに行ってしまうと喪失感があるんですよ。

我が家の場合は、まだ下に高校生男子がいるからいいけど、彼が大学進学で親元を離れるときこそ、本格的に空の巣症候群に襲われるのではないかと危惧しております。

新米時代を終えて、中堅どころのお母さんたち、いざ備えよう!

子どもが巣立っていったときのために。

仕事を頑張る

幸い私には、自分で立ち上げたNPOと大切な仲間、自分で立ち上げた会社と大切なお客さんがいます。

自発的・主体的に動けて、頑張ったら頑張った分だけ自分に返ってくるというのは、苦しくも楽しいもの。仕事がパタリとなくなって焦るときも、仕事が重なりすぎて30連勤するときも、キャッシュがショートしそうなときも、そりゃあいろいろあるけど、すべてひっくるめて楽しい。これほんと。誰かに無理矢理させられたわけでもなく、自分で決めてやってることだから。

なにより、仕事で誰かの役に立てているという実感は、根本から自分を救ってくれます。

誰かの役に立つという意味では、仕事に限らず、ボランティアもいいでしょう。

友達を大切にする

年齢を重ねることに感じるのが友達の大切さ。

幸い、さほど気を使わずに会える友達がいます。まったく多くはないけど、それだけで十分だよ。

年齢を重ねてきたからこそ、心が通い合える友達を大切にしよう。

同年代だけじゃなくて、すごく年上や年下の友達もいいですよね。自分より長く生きている友人からは教えてもらえることがたくさんあるし、若い世代の感覚は刺激になるし。

逆もしかり。年長の友人から刺激をもらうこともあれば、年下の友人から教えてもらうこともたくさんある。

たまには弱音も吐きたいですし。

フラットな感覚で会える相手って貴重です。

夫婦関係を良好に

子どもが巣立つころとなると、結婚生活も20年以上経っているカップルがほとんどですよね。

私の超個人的な見解ですが、夫婦関係を良好に保つためには、「感謝」だけでなく、「相手への尊敬」が不可欠だと思います。「夫には感謝してる」「妻には感謝してる」という言葉は、よく聞かれるけれど。

 

「感謝はしてるけど特に尊敬は・・・」

相手をこう思っている人って、結構多いんじゃないかな。

 

付き合いが長くなればなるほど、相手をリスペクトする気持ちがないとキツい。逆に言えば、相手に尊敬できる部分があれば、気持ちは失われない。

ただし、自分自身も、どこか尊敬してもらえるような、「こいつ、やるな」と思ってもらえる部分を持っている必要がある。

趣味を持つ

仕事人でも家庭人でもない顔を持てるというのは大切。

私の場合はランニング。

走っているうちに、悩み、やらかしてしまった失敗、ネガティブな思い等々が少しずつ昇華されていきます。

特にやらかしてしまったときなど、重い気持ちで走りに出ても、帰ってくるときには、「まぁしょうがないよね」という気持ちになっていることが多々あり、ある意味精神安定剤のようなもの。

あとテニスもいいです。

ボール追いかけてるときは、完全に頭からっぽになりますから。

やっぱりスポーツっていいな。身体を動かす習慣のない方にこそおすすめ。

 

目標を持つ

個人的には目標を立てるのはあまり得意ではありません。なんだか縛られる感じがして。

でも向かう方向があることで、ブレずに済むし、頑張るモチベーションになるというのはまぎれもない事実。

私も現時点で3つの目標を設定しました。

  • 秋のフルマラソンを完走する
  • 英語に磨きをかける
  • 来年5月にアメリカに行くための資金を貯める

今の私にとって一番大事なのが3番目。これ、目標がないと絶対に貯められない。なので目標に向かって精進します。貯められなかったら涙の見送り組…。

まとめ

簡単に言ってしまえば、自分の人生を生きるということに尽きます。そのときに大事なのが、できるだけひとつの分野に依存しすぎないこと。

子どものことがすべて!興味は子どものことだけ!で過ごしていたら、巣立ったときに高い確率で空の巣症候群になるでしょう。

でも、その後も、

仕事だけ頑張ろう!だと、仕事を失った時点で自分自身を見失う。
友達だけが頼り!だと依存関係に陥ってしまう。

依存先を適度に分散させながら、自分ひとりでも可能な楽しみも見つけつつ、遠くで頑張っている子どもたちの様子に刺激を受けながら、人生の後半を歩いていきたいですね。

 

 

この記事を書いた人

yuka

管理人のユカです。
20年前に子育て支援系NPOを作り、10年前に株式会社を作りました。
モットーは「まーなんとかなる」。
とりあえず今までの人生、まぁなんとかなってます。神様ありがとう。
未来のことは分かりませんが、笑って過ごしていたいと思います。