金沢マラソンPRランナーとして韓国全州のマラソン大会に出た話

どこにも行けない日々が続いているので、本や映画のレビューと並行して、過去の旅ネタも思い出しながら書いてみます。

ということで、韓国全州市のハーフマラソンに出たときの話。

 

金沢マラソンの記念すべき第1回は2015年。

その前年である2014に、金沢マラソンPRランナーとして、金沢の姉妹都市である韓国の全州市のレースに参加する機会に恵まれました。

韓国に行くのはこれが2回目。初回からずいぶん間が空いちゃったけど、ただいま韓国!

PRランナーとは、言うまでもなく「金沢マラソン」のPRをするためのランナーのこと。金沢から3名のランナーが参加。ランナー3名に加えて、金沢マラソン事務局の方や市の体育協会の方、市の担当者さん等々、総勢10名程度での全州市訪問。

市としての公式訪問でもあるので、旅行とはいえ、少し気が引き締まります。21キロもしっかり完走しなくちゃいけないしね。

マッコリ飲んで焼肉食べてばっかりいるわけにもいかないのです。むんっ。

 

全州市とは

全州はチョンジュと読みます。

全州は、ソウルから約200キロ南下したところにある、私の大好きなビビンバ発祥の地。韓国では「もっとも住みやすい都市」のひとつに数えられているとか。

約700の韓国伝統家屋の集落、全州韓屋村。全州市最大の観光スポットで、たくさんの観光客でにぎわっていました。当時まだ日本では目にすることのなかったセルフィースティック(自撮り棒)を初めて見たのがこの場所。多くの人がセルフィー棒を持ち歩いていて、自撮りを楽しむ様子を見て、私も迷わず購入。日本に持って帰ったときには、当時は物珍しがられたよ。

 

韓屋村の中にはこんな建物も。殿洞聖堂と呼ばれているもので、1914年に建てられたカトリックの聖堂だとか。

とにかく食べ物がおいしい

韓国で何が楽しみって、そりゃあ食べることです。

走りにきたんだから、食べてばかりいるわけにはいかないけど、でもおいしいものはおいしい。

焼肉は言うまでもない。

 

チジミも忘れちゃいけないよね。

あろうことか、ビビンバの写真が手元にないんですよ。すごくおいしいビビンバをいただいたのに!

 

こちらは、ホテル近くを散歩していて、ふらりと入ったおしゃれなカフェでいただいたもの。

キウイのスムージー(左上)を注文したんですけどね。飲み物をオーダーしただけなのに、「こちらサービスです」って、かわいいプレートにおいしそうなスイーツをのっけて持ってきてくれた!すごく感じがよくておしゃれな男の子たちと 人懐こいプードルが一匹。素敵なカフェでした。

 

いざマラソン

さて、主たる目的であるマラソン。何しに来たって、走りにきたんだから、21キロしっかり完走せねばなりません。

全州マラソン大会は、レース2時間前くらいからようやく事務局が準備を始めます。日本だとものすごく時間に余裕をもって早め早めに準備するけど、全州はゆっくり。

出走するランナーも、日本ならレースの2時間前に来てるのが当たり前だけど、全州ではそんなランナーは皆無。10分前に来ても間に合うくらい。

私は全州のスタイルの方が断然好き。

 

金沢マラソンPRランナーはウォーミングアップ開始。金沢マラソン事務局の方たちはブースの設営。

晴天に恵まれてよかった!でもちょっと暑いくらい。

 

そうこうしているうちにレース開始の時間。

スタート前に「姉妹都市の金沢から市民ランナーが来てまーす!」みたいな放送がされて、ランナーたちが「おー!」と拍手してくれて、大いに盛り上げてくれる。みんな温かいよ。

 

そしてスタート!21キロの旅の始まり。

暑いからあまり最初から飛ばしすぎないように、前半ゆっくりめで行くことに。

そもそもここに来た目的は金沢マラソンのPRをすること。だから現地ランナーさんたちとの交流に力を入れることにする。

折り返しのコースだったので、思いついたミッションが「ランナー全員と言葉を交わす」こと。

韓国では「がんばれ~」は「ファイティン」と言うそうです。つまり英語。

やりましたよ、私。走りながら、すれ違いざま、追い越しざま、全員に「ファイティン!」と大きな声をかけました。

結果、トップランナー1~2名を除き、ほぼ全員とあいさつを交わせた。
走りながら日本語で話しかけてくれる人、英語で話してきてくれた人、「めっちゃ元気やな~。がんばれ~」(多分)って韓国語で言ってくれる人、みんな笑顔。たくさん健闘をたたえ合えうことができて、本当によかった。

 

そしてゴールまで残り3キロになったあたりから、ひとりのお兄さんと仲良く並走状態に。

 

そのまま仲良くゴール、笑。

 

迎えてくれた韓国のスタッフさん。

 

金沢組のみなさんからも「よく頑張った~」とうれしい声かけ。

 

ゴールしてからも、道中で言葉を交わしたランナーさんたちが健闘を称えに来てくれて、最初から最後まで楽しい21キロ。

それで十分すぎるくらい十分だと思ったのに、思いがけないご褒美が。

なんと。

3位入賞しちゃったよ。

いやタイムはたいしたことないんだよ。運がよかった。正直うれしい。

副賞として約7000円分の商品券!わーい。
この商品券は、決められたスーパーのものらしく、グループ行動にも関わらず予定を追加してもらってスーパーでのお買い物ツアーにお付き合いいただくことなりました。お菓子やら海苔やらをセレブ買い。わーい。

 

まとめ

海外のレースは楽しい。これに尽きる。

金沢マラソンPR隊として行かせてもらったので、これからも金沢マラソンのPRに努めたいと思います。がんばります。

金沢マラソンは2015から5回の開催を重ねて、年々いい大会になっています。ボランティアや沿道の応援はほかのどこにも負けません。

今これを読んでいるそこのあなた、ぜひ金沢マラソンに来てね。

※5/12追記
2020の中止が決まっちゃいましたね。金沢マラソンに限らず、今年の秋のフルマラソンは全国的に中止を選ぶところも多くなりそう。各地の今後の動きに注目しておこう。

この記事を書いた人

yuka

管理人のユカです。
20年前に子育て支援系NPOを作り、10年前に株式会社を作りました。
モットーは「まーなんとかなる」。
とりあえず今までの人生、まぁなんとかなってます。神様ありがとう。
未来のことは分かりませんが、笑って過ごしていたいと思います。