もうすぐ春休み!
3泊4日くらいで海外旅行を考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もし行き先がグアムならば、ぜひ5Kを走ってきてください。気軽に、かつ安く!海外マラソンが体験できます。経験者が全力でおすすめします。
5Kってなに?
ほぼ毎週、グアムのどこかで開催されているマラソンイベントのこと。ハーフやフルといった大きなマラソン大会と違って、距離は5キロ程度で地元色が強いのが特徴。前日&当日エントリーもできるので、旅行者でも気軽に参加できます。
グアムでは週末の朝に「5K」ファイブケー、とよばれる5キロのラン&ウォーキングイベントが行われることがあります。主催者は学校や教会、各種団体や地元企業など様々。参加者は土曜日は早朝から気持ちのいい汗を流しています。参加費もリーズナブルで、その多くがチャリティ団体などに寄付されるなどグアムの地域社会や学校、教会などの運営に貢献する事業に使われます。
引用:グアム新聞オンライン
■参加費
だいたい10ドル~20ドル。当日エントリーはお高め。
■開催場所
毎回主催が変わるので、その回によって異なる。
■開催時間
遅くとも朝6時にはスタート。5時とかいうのもある。
私が参加したとき
そのときのグアム行きは、長女と私の女2人旅でした。グアムに行く前、現地で何をしようか調べていたときに、5K(ファイブケー)なるものがあることを知ります。
なになに?ほぼ毎週5キロレースやってるの?
ランナーとして、これに出ない手はない!
ネットで詳しくチェックしてみたところ、私たちが滞在中の土曜日には、タムニン地区にあるジョンFケネディ高校で開催されることを確認。滞在ホテルからわずか2キロの場所。
これは絶対に出ない手はないでしょう。
前日にエントリー(当日でも可能)
当日バタバタしてしまうことを考えて、「前日エントリーしといた方が安全だし安いからね」と、娘をGPO(グアムプレミアアウトレット)に残して、私ひとりで、5Kの受付をしているスポーツショップ(GPOから距離にして1キロほど)まで歩いて向かってみる。
外が暑いので、歩いてきたことに少し後悔したけれど、でもなんとか到着。
店員さんに「5Kに申し込みたいんですけどー」って言ったら、さくさくっと手続きしてくれました。
簡単です!
1人7ドル。合計14ドルを払って、「明日がんばってねー。See you tomorrow!」と言われました。
当日の朝
迎えた当日。
なんとレースは朝の5時半集合の6時スタート。早朝じゃん!!
前日のうちに、ホテルのフロントでタクシーを手配しておいたので、そのタクシーに乗って、まだ真っ暗の中、ジョンFケネディ高校へ。
最初は、「滞在ホテルから2キロくらいだし、歩いていくのもありかな~」なんて思っていたけれど、この真っ暗闇の中歩いていくのは、治安的に相当まずいということを確認。タクシーが正解。
繰り返します。5時前は真っ暗なので、必ずタクシーを使いましょう。
運転手さんにチップを含めた料金を払って、「Good luck!」と送り出され、いざ会場へ。
会場の雰囲気
会場に着いてみると、レゲエっぽい、R&Bっぽい音楽が大音量で鳴っていて、結構人も集まってきています。マラソン大会ではなく、野外ライブのような雰囲気。
今回は主催が高校というだけあって、高校生の参加率が高め。全体的にゆるくて楽しげな感じです。
そうこうしているうちに準備体操のエアロが始まりました。
盛り上げ上手なDJがいて、参加者もヒューヒュー言いながら、みんなで盛り上がって踊ります。
スタート地点に移動
6時になったので、みんなスタート地点へ移動。
みると、かなりの人が集まってます。聞いたところによると、2000人以上とか。そりゃ、なかなかの人数だ。
周りを見渡しても、ほとんどが地元の人で、観光客らしき人は本当に数えるほど。
日本人と思われたのは、自分ら以外に2組ほどかな。それ以外は現地人ばっかり(多分)。完全なアウェーです。
しかしアウェー感まったくなし!不思議なくらいの一体感。
5Kスタート
さあ、スタートの号砲がなりました。
2000人という、人数も人数だし、最初はゆっくりペースでしか走れません。別に速く走るつもりもなかったので、まわりに合わせながら準備がてらゆっくり身体を慣らしていきます。
娘(陸上部長距離専門)はファンランに徹すると言うので、彼女のことはほおっておいて、私は私のちょうどいいペースで。
だんだん人の波がばらけてきたので、少しずつペースアップ。
ペースアップし出したら、予想以上にテンションが上がってきて、「こんなゆるい南国の高校生なんかに負けられるかー」と息が切れるくらいまでスピードを上げていく私。
最後、現地女性ランナーと接戦になりつつも、接戦に負け(いつもこうだよ、泣)、へろへろでゴール。
すぐあとに続いて、娘もゴール。
ハァハァ言ってる私に対して、まったく息の切れてない娘。涼しい顔してる。やい現役、少しはマジメに走ったらどうだ。
ゴール後のお楽しみ
ゴール後、先着300名(男女それぞれ150名ずつ)には大会Tシャツがプレゼント。ちゃんと私たちの順番まで残ってました。やったー。
アメリカのサイズは大きめなので、XSをチョイス。Tシャツの背中面には、スポンサー企業のロゴがずらりと書かれています。
ゴール後のテントには、りんごやみかん、ジュース、水があって、それを自由に飲んだり食べたりしながら、5キロの余韻を味わう参加者たち。
それにしても、もらったジュースがおいしくない。ココナッツオレンジって書いてあるけど、味が薄く感じる上に、すっぱいのと甘いのが混じって、妙な味になってる。
「おいしくないね…」とつぶやきながら、娘とジュースを飲んでたら、そのうちに入賞者の発表。
部門がたくさん分かれていて、それぞれの3位までが発表されている模様。
そしてなんと、マスターディビジョンの女子のところで、3位になんと私の名前が!
え!びっくり!
タイムが24分台の後半だったから、まったく想定せず。
わーい、と思いながらステージに出て行く。何がもらえるのか期待してたら、日本で言う賞状1枚。
え?これだけ?
いやいや、めちゃめちゃ嬉しいです!
入賞者発表のあとは、お楽しみ抽選会。
レースにはスポンサーがついていて、なかなかの豪華景品がもらえるので、少し(かなり)期待しながら待ってたんですが、こういう運には縁のない私ですので、何も当たらず。
まぁこんなもんです。入賞できたからいいんです。
レース後
景品プレゼントなどすべてが終わった後で、急に強い雨が降ってきました。その間建物の下に逃げる参加者たち。帰るのに困ったことになったと思ったけど、そこはさすがは南国。スコールのようにざざっと降ったら、その後は晴天になりました。
無事に走り終えた娘と私、歩いてKマートに行って(JFKハイスクールはKマートの向かい)、そこのピザ屋さんで朝ご飯のピザを食べ、互いの健闘を称えあって、少しお買い物。
この時点でまだ朝の8時~9時台なのに、1日分の濃さの楽しみと心地よさを経験!
バスが走る時間になったのを見計らって、バスに乗ってホテルに帰りました。
まとめ
グアムの5Kは本当に楽しいレースです。なにより、手軽に海外マラソンを経験できる!10ドル~20ドル程度で、当日エントリーOKって、こんなレースほかにある???
グアムに来て、これを走らないで帰るなんて、半分は損してます。あなたがもしランナーなら迷わず走ってきてください。ランナーじゃなくても走ってきてください。ランの楽しさに必ず目覚めます。
開催場所、開催時間、参加費はその回によって変わってくるので、公式サイトを必ずチェックしましょう。
詳しくはこちらの公式サイト
Event Calendarというところから、最新のイベントをチェック!