やっぱりマラソンのコスプレ応援は楽しかった

今年は富山マラソンにエントリーをしてたんですが、DNS(出走前棄権)しました。

理由は左ふくらはぎの肉離れ。ひとり朝ランをした際に肉離れになり、自己判断でさらに悪化させてしまい、フルを走り切れる状態になく、今年のマラソンは断念。

で、気持ちを切り替えて、金沢マラソンの応援にフルコミットしてきました。

一人が気軽なので一人応援。ハロウィンなので魔女のコスプレ。

痛いヤツだと言いたきゃ言え。

事務所から応援ポイントまで、魔女の格好で一人で歩いていくって、きっとシュールな感じだよね。でも群れずに一人だからこそ、いろんな人が声をかけてくれます。

通りがかりの警備のおじさんと盛り上がって話していて、「お知り合い同士ですか?」とボランティアの方に声をかけられたくらい。

応援側に回ることで得られること3つ

レースがいかにボランティアの方たちに支えられているかが分かる

私はきままなフリーの個人応援者。誰の指示を受けることもなく、好きな時間に好きな場所で応援できます。途中でやめることもできます。

でもレースを支えるボランティアのみなさんはそうはいかない。

私が、ランナー通過時刻に間に合うようコスプレで現地に行ったときには、ボランティアの方たちはすでに準備をほとんど終えていました。

朝早くから来て準備をして、横の連携、縦の連携をしっかり取りながら、すべてのランナーが完走できるように裏方としてバックアップするわけです。

これ本当に頭が下がります。こういう方たちの支えがあるから、今まで走ってくることができた。感謝感謝です。

ランナーの素敵なふるまいを学ぶことができる

自分がレースで走っていて、応援をもらったときに、出る言葉ってせいぜい「ありがとうー!」くらい。あるいは笑顔で会釈と、手を差し伸べてくれてたらハイタッチをするくらいかな。

応援側にまわってみると、沿道とコミュニケーションを取ってきてくれるランナーさんが意外と多いことが分かります。

ナイスラン!の声に「ありがとう」だけじゃなくて、こちら側の魔女衣装を褒めてくれるランナーさんが結構多い。老若男女関係なく。

「ハロウィーン♪」とか「かわいいー」とか、もう応援冥利につきるでしょう。

ま、15キロ地点という、ランナーがまだ元気なところで応援しているという利点はある。

ハイタッチで元気がもらえる

沿道に向かって手を差し伸べていると、ハイタッチをたくさんもらえます。

こんなにたくさんの知らない人たちと笑顔でハイタッチできる機会って他にある?

全然知らない者同士が、たくさんのエールを交わせるって、思っている以上に元気がもらえます。

雑学をひとつ。

英語ではハイタッチとは言わず、「High Five」と言います。ハイタッチは和製英語なので、海外で使うときにはご注意を。

↑これこそ私が目指す応援。

今年のすてき&おもしろランナーさんたち

撮影ランナーさんたち

ハロウィンの格好をして元気に応援してると、「一緒に写真撮っていいですかー?」と結構声をかけられます。

7割は海外の方。台湾から来たんだよ~とか、少し話もしつつ。

金沢マラソンの思い出に混ぜてもらえてほんと光栄。

猫ひろしさん

ハロウィンのコスプレしてるのに気づいてくれて、あちらからの「ハッピーハロウィーン♪」の「ウィーン」のタイミングでハイタッチができた。

いい人やん!

お菓子をくれたランナーさん

パンとハイタッチした瞬間に、「あれ?何か持たされた」と思ったら、ハロウィンのお菓子でした。

これ、本来は応援してる私が渡す側だよね。

笑顔で去っていったランナーさん。ありがとう! 

「金沢は女性のレベルが高い」と語るランナーさん

いきなり足を止めて、話しかけてきたランナーさんもいました。何を言うかと思えば、「金沢は女性のレベル高い」と。

そのランナーさん、全国のマラソン大会に出てるけど、金沢の女性は概して美しく、全国的に見てとてもレベルが高いそうです。金沢の女性、喜べ。

ひとしきり語ったあとで、「でも京都には負ける」と言い残して、またレースに戻っていきました。

金沢の女性たち。打倒京都だそうだ、笑。

私なりの応援スタイル

私が応援するときに心がけていることが3つ。

最後の一人まで応援する

最後の方になればなるほど、エイドの給食のおいしいものがなくなるわけですよ。それって切ないじゃないですか。

これで応援までバラけてきたら、テンション下がって切ないじゃないですか。例年の金沢マラソンみたく冷たい雨に降られてたらなおさら。

別に私ひとり程度の応援なんてあってもなくても…、と思わずに、最後まで声をかけます。「ゆっくりでいいよ~!」「無理せずがんばれ~!」と。

前のめりなくらいに応援にコミットする

ランナー側から見ると「応援してくれているのか?」「用事があって外にいるのか?」と区別がつきにくい応援の人っているんです。

もしかしたら知り合いランナーが来るのを待っているのかもしれないけど、沿道からの応援を糧に走るランナーとしては、そのそっけない雰囲気が寂しい。

なので自分は「どこから見ても、あなたを応援するためにここにいます!」いう態度を全面に出して、「ナイスラン!」とランナーに声をかけまくります。 

 すべてのランナーを平等に応援する

ランナー側で走っていると、沿道の応援者が、お目当ての友人ランナーだけを応援してるのか、全員を応援してるのかって、結構分かるもので。

自分が走っているときに、お目当てだけを待っている応援者が続くと、「関係ない私が通ってごめんねー」ってちょっと寂しい気持ちになったりすることも。すべてのランナーを分け隔てなく応援している人がいると、そして声をかけてもらえると本当に救われる。

なので、自分もそうありたいと思っています。

まとめ

マラソンの応援をしたことのない人
→ぜひしてみていただきたい。元気が出るから。

ひとりで応援したことのない人
→お一人様だと周囲と交流しやすくなる。面白いよ。

コスプレで応援したことのない人
→こんな楽しいことをしないなんて、なんてもったいない。

 

ひとりコスプレ応援が増えますように。賛同者のいなさそうな草の根運動だけど。

 

あ、残念だったことがひとつ!

今回一番の目的だった「生の山中教授を見ること」が叶わず!いつの間に目の前を通過して行ったんだろう。あの頭脳で、あの年齢で、凡人とは比較すらできない忙しさで、3時間半切りって。出来過ぎにもほどがある。

この記事を書いた人

yuka

管理人のユカです。
20年前に子育て支援系NPOを作り、10年前に株式会社を作りました。
モットーは「まーなんとかなる」。
とりあえず今までの人生、まぁなんとかなってます。神様ありがとう。
未来のことは分かりませんが、笑って過ごしていたいと思います。