生理2日目にフルマラソンを完走した話

ランニング・マラソン

女性向けの記事となります。男性の方はスルーするか、読むなら読後に「女性って大変なんだなぁ」と周囲の女性ランナーを心の中でいたわってもらえると幸いです。

 

秋のマラソンシーズン到来ですね。

マラソン大会に参加するにあたって、女性ランナーの大きな悩み事のひとつに生理の問題があります。

そこそこの規模のマラソン大会になると、レースの申し込みの締め切り日が、レースから半年前くらいに設定されています。

いくら生理周期が安定していても、半年先の生理日程なんて申し込みの段階で予測不可能。ひと月前になって、生理がかぶることがほぼ確定した段階で「はあ~↓↓」となります。女性ランナーさんなら、みんな経験あるよね?

かぶらないに越したことはないけれど、もしもかぶったときにどうするか。

以下、レース当日と生理2日目がかぶった私がフルマラソンを完走した体験談をまとめました。会場は富山マラソンです!

 

前日の体調とメンタル

前日に生理が始まった段階で、出場かDNS(スタート前棄権)かで大いに悩みました。正直言うと前日の時点では、DNS8割といったところ。

レースから3週間前に中度貧血の診断を下されたばかりで(ヘモグロビン値:8.3)、このころはクリニック処方の鉄剤を飲んでいました。鉄剤パワーでなんとか完走を目指そうと思っていたものの、生理が来てしまったことで、メンタル大撃沈。しかもレースが2日目とか。

生理2日目に貧血の心配もしながら42キロ走るなんて…と考えると完全に気が滅入ってしまい、生理1日目特有の超だるい体調の中、ソファーから起き上がるのすら面倒くさいくらいの状態。頭も痛いし、腰も重い。体感体重はいつもよりプラス5キロだよ。

 

明日はやっぱりDNSだな…

 

エキスポでテンション上がる

出場する気持ちはぺちゃんこになっているけど、出走料の1万円を払ってしまってることだし、せめてTシャツだけでももらいにいくか、と低いテンションで前日の受付&エキスポへ。鎮痛剤は飲んでいますが、効きはいまいち。頭が重い…。肌寒い天気の中、富山総合体育館の受付へ。

Tシャツ受け渡しの際に、ボランティアの方に「ユカさん、がんばってください!」と笑顔で声をかけてもらいます。名前入りゼッケンで申し込んでおいたことに、気づいた私。

こんなやる気のない私に応援の言葉なんて(泣)。「明日はDNS」と決めてたのに、ボランティアさんからの温かい一言が、ダメ人間にじんわり沁みる。そして私の中のやる気メーターが少し反応。

エキスポ会場は大勢のランナーさんたちの笑顔であふれていました。ボランティアのスタッフさん、ランナー、ブース出展者の方たち。みんなのいきいきした様子を見ていたら、「とりあえずスタートにはつこう」という気持ちに大転換。

単純だな。

 

前日夜の決意。

 

DNSはしない。行けるところまで行く。

 

着るもの

さあ当日の朝が来た。朝起きたときの体調はとりあえず大丈夫。走ろうという気力はある。よし、何を着ようか。

私は仮装ランをすることが多いのですが、今回はやめておくことにしました。

「貧血」&「生理」という、ダブルの心配事が存在しているので、悪目立ちするのは避け、地味におとなしく行くことに。下は黒で統一。タイツはCW-X。でも全身暗い色だとつまらないので、ビタミンカラーを合わせてポップな感じで。これで十分。

 

持ち物

ウエストポーチには、ナプキンを5個携帯。ナプキンは羽根つき、羽なしの両方。10キロごとにひとつずつ交換+ゴール後ひとつ交換、という計算。鎮痛剤イブも8錠入れておきました。腹痛、腰痛、頭痛対策です。
 
 

レース直前

会場に着いて、スタート直前にトイレへ。ところが富山マラソンのスタート地点のトイレ、超超長蛇の列。20~30分くらい待つことに。待ってる間に念のため鎮痛剤を1錠服薬。

当日の天候は雨。身体が冷える。

※なるべく腰まわりを冷やさないように気をつけよう。
 

スタートから中間地点まで

とにかく無理はせずに身体の調子に耳を傾けながら行くのが最優先。ゆっくりゆっくりスタートします。

最悪の事態を想定しておいたせいか、いざ走り出してみたら思いのほか身体が軽い。レース当日の高揚感もあってか、2日目とは思えない身体の軽さ。

でもトイレの位置だけは走りながら常に確認。「ここを過ぎても1.8キロ先にある」みたいな。

中間地点の新港大橋を過ぎてもまだ身体も心も元気。ここまでトイレ休憩なしでノンストップ。半分まで来て、すでに2時間走っているので、ここで一度トイレ休憩。気持ちをリセットして、後半戦へ。

 

中間地点からゴールまで

前半は生理のことが頭にずっとあったけど、半分を過ぎたら、「辛いのは生理2日目だけのせいじゃないよね」という気持ちになってきました。そして辛いのは私だけじゃない。30キロを超えるあたりになれば、どんなランナーでも辛いはず。辛いのはみんな一緒、そう思えたら、ゴールまで走り続けられるような気がしてきました。

後半に助けになったのは、ペースランナーさんたちの存在。

脱落しそうになるランナーがいると「みんなで行きましょう」「ひとりだと辛くなるけどみんなと一緒なら大丈夫です」と、心強い言葉がけ。

「しんどいー」とぼやくランナーには「ここ先がマラソンの楽しいところですよ!」とスーパーポジティブな返答。プロフェッショナルでした。

結局、中間地点で一度トイレに寄ったあとは、休憩を挟むことなく、なんとそのままゴールできました。

ゴール前10キロはむしろ元気になるくらいで、ペースランナーさんよりペースが上がって、4時間20分でゴール。タイム的にはまあまあ。特別よくもなければ、悪くもない。(ここ数年貧血でタイムが出なかったので、それらと比べたら好成績)

生理2日目のフルマラソン42キロは、中間地点での1度のトイレ休憩のみで、自己平均タイムで完走できたという結果です。

 

生理2日目の完走の感想

身体の疲れに関して、生理だからという理由で特別異なる点もありませんでした。鎮痛剤も道中1錠も飲まずに済みました。でもナプキンも鎮痛剤もすべてを多めに持っておくことで、心強いお守りになりました。

ナプキンについては、「羽つきタイプだと擦れるので、羽なしタイプの方がいい」という意見もネットで多く出ていますが、私の場合は両方とも使用して、両方ノープロブレムでした。

摩擦は、股関節の動く部分とナプキンとの間の隙間が原因で発生します。CW-Xの中でもスタビライクスやジェネレーターといった、腰周りや脚の付け根もしっかりサポートしてくれるものを選べば安心かもしれません。実際に私はスタビライクス着用で、擦れには全く悩まされませんでした。

また、薬を処方してもらって生理周期をずらす方法や、タンポンを使用する方法もあるようですが、私は両方とも使ったことがないため、「慣れないことを本番でやるのはやめておこう」と、選択肢からは外しました。
 

まとめ

以上、生理2日目にフルマラソンを走った記録でした。

あくまでも私個人の経験であり、生理の重さや体調の変化には個人差があるので、自分の身体の声をよく聞きながら対応してくださいませ。天候や気温などのコンディションに左右されることもあるでしょう。

場合によっては、強行せずにDNSすべきときもあると思います。勇気あるDNSは間違いなく次につながります。

頑張り屋さんの女性ランナーの、ひとつの参考例になれば幸いです。

 

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