金沢刑務所の矯正展に行ってきた

ずっと気になっていた場所、金沢刑務所。

刑務所と事務所とはかなり近くにあるので、刑務所脇の道路を通るたびに、「この高い壁の向こうはどうなっているのだろうか」と。

そんなある日。朝刊に挟まってたチラシの中に金沢刑務所矯正展のお知らせを発見!

矯正展ってつまりは刑務所の文化祭ってことだよね?

行く行く行く行く!

というわけで行ってきました。

お昼すぎくらいに行ったんだけど、刑務所の駐車場は満車で、イオンからのシャトルバスに乗ってくださいとのこと。中に入る前から大盛況ぶりがうかがえます。

 

刑務所内見学ツアー

一番の目玉はこれ。刑務所内の施設を見学できるというツアー。

普段足を踏み入れることのできない場所を、自分の目で見てみたい。

いそいそと見学ツアーの受付の長い行列に並びます。やはり予想通りの人気。15~20分くらいは並んだでしょうか。

受付では名前を書いて、番号札を渡されます。

その番号札を持って、次の担当者のところに行き、持っているスマホ、カメラ、タブレット等の機器をすべて預けます。刑務所内は完全に撮影も録音も禁止。

緊張でドキドキ

外から見る塀。もうね。塀が高いのよ。

で、出入り口の扉も重そうで厳重。

↑金澤監獄と書いてありました。

 

準備ができたら、40人くらいのグループで、刑務官の後について、いよいよ刑務所内へ。

中に入って、重い扉が閉められると、急に緊張が…。

「今おかしな行動をしたら…、例えば走り出したりしたら…すぐに刑務官に取り押さえられて私はどうなるんだろう…」

そういう状況を勝手に想像して、心臓がドキドキ。作業工場で刑務官の説明を聞いているときも、しばらく緊張が取れないまま。深呼吸をしながらなんとかやり過ごして、とりあえず心拍数を平常運転まで戻す。ある種の閉所恐怖症だな。

中に入る前は「うぇーい!楽しみー!」とノリノリだったのに、入った途端びびって顔色が変わるという、ヘタレなくせにお調子者の子どものような40代が私です。とほほ。
※それはあとで証明されることになる。

見たもの聞いたこといろいろ

  • 工場の中は冷暖房なしなので、扇風機がたくさんついてた。夏場の暑さは相当厳しいと思われる。
  • 食事が展示されてた。結構量もあっておいしそう。
    「結構いいもの食べてます(笑)」と刑務官。
  • 金沢刑務所は再犯がほとんど。初犯はこの近くでは福井刑務所収容とのこと。
  • 体育館には卓球台やバドミントンコートがあった。慰問コンサートなどのときもここを利用するとのこと。
  • 実際に使っている布団を触ってみたら、案外寝心地よさそう。
  • 受刑者の書道作品などのレベルが高くて驚く。
  • 作業中などはトイレに行くときにも大きな声で許可を取らねばならず、大変そう。
  • トイレは絶対に1人しか行けない。2人重なるとトラブルの可能性が出るから。
  • 刑務官の作業監視台に上ってみたら、確かに全体を見渡せる。見晴らし良好。
  • 中から見上げる刑務所の塀は高い。塀の上には電線が張られていて、圧がかかると通報されるしくみ。高さからして脱走無理。

 

最後、中から外に出るときには、「祝出所」という張り紙が重い扉に貼ってありました、笑。出るときはちゃんと人数を確認してた。入ったときと出るときの人数が違ってたら大変だもんね。

出所バンザーイ。

矯正展で買ったもの

物販コーナーにはよさげなものがたくさん売ってました。

金沢刑務所のものだけでなく、全国の刑務所のものが手に入るんですね。

タンス類も置いてあってどれも綺麗でお買い得。全体的にクオリティーが高い。富山刑務所作のお御輿も売ってたよ。20万円台。

私が買ったのは、府中刑務所作のペンケース2つ、金沢刑務所のメモ帳、函館少年刑務所作のメモ帳。

矯正展で食べたもの

ここでしか食べられない!「プリズンカレー」500円。

金沢刑務所のカレーを忠実に再現

鶏肉とたっぷり野菜(さつまあげ、大根、にんじん、じゃがいもなど具たくさん)の和風カレー

実際の味は、自分で言うのもなんだけど、私が作るカレーよりずっとおいしい。

しかも量もたっぷり。

この味と量で500円は安い!

予習したこと

このために予習したわけでは全くないけど、私の愛読書がこちら。

これを読んでいたから、なおさら刑務所という場所への興味が強かったかも。

ホリエモンのメンタルは強すぎる。

まとめ

刑務所に行って感じたことは、ありきたりだけど「刑務所に入ることにならないよう生きていこう」です。

今のところは、逮捕されて刑事裁判を受けて刑務所に入るようなことが、たまたま自分の身に起こっていないだけで、先のことは分かりません。たくさんの不運や不幸が重なれば、「自分は絶対大丈夫」なんて全然言えない。

落ちてしまいそうなときに抑止力となるのは、周囲との関係性だと思うので、周りの人たちとのつながりを大切にせねば。

 

性格診断テストの結果。

自覚している以上に私はお調子者ででしゃばりなのか。うざくてすいません、泣。

 

この記事を書いた人

yuka

管理人のユカです。
20年前に子育て支援系NPOを作り、10年前に株式会社を作りました。
モットーは「まーなんとかなる」。
とりあえず今までの人生、まぁなんとかなってます。神様ありがとう。
未来のことは分かりませんが、笑って過ごしていたいと思います。