6、7年前に初めて目にして、なんて素敵なメッセージだろう!と感銘を受けたHOLSTEE社のマニフェスト。改めて読むと本当に秀逸で、言葉の持つ美しさと力強さに何度でも惚れてしまう。
マニフェストの中に難しい単語はひとつもないので、どうか読んでみてください。
HOLSTEEは、ニューヨークで約10年前に生まれた会社。
ここは何の会社になるのかな。ウェブサイトを改めてじっくり見たけど、デザイン会社というくくりではうまくフィットしないよね。既存のくくりにフィットしないというあたりがまた魅力的。
リーマンショック後の不況と閉塞感の真っただ中にあるニューヨークで、こんな素敵な会社が生まれたことは何よりの希望だし、おそらくこのような会社が世界の至る場所でたくさん生まれて育っているのだと思います。
そして間違いなく、今も。
私は閉塞感を感じたときは、いつも100年後のことを考えます。
今もすっかり閉塞感のある社会になってしまっているけど、想いを馳せるのはコロナ後じゃなくて、100年後。
100年後の世界。
自分は絶対に存在してなくて、自分を直接知る人ももうほとんど存在していない世の中。
寂しい?
いや、ただただ清々しい。
まったく新しい人たちで世の中が動いていること想像すると、いかに今感じている不安や悩みが小さくて取るに足らないことか、心の底から実感できる。そして晴れ晴れとした気分になれる。
他人の目や評価を気にしたり、失敗を恐れて臆病になったりしているのは本当にもったいない。なぜなら、その他人だって100年後には消えてなくなってるんだから。私のカッコ悪さを覚えている人は誰もいなくなる。
もともと小心者なので、こうやって100年後のことを想像することで、心と体にたくさんの酸素を送り込んでいます。
コロナのせいでややこしくなってきているように見える世の中。
物事を難しく考えるのは得意じゃない。
正しさなんてまったく語れない。
敵とか味方とか、対立軸が発生するものは好きじゃない。
説教めいたことはするのもされるのも嫌い。
私は自由な状態が好きだし、周囲の人たちが自由にしているのを見るのが好き。
そして自由な心を持つ多様な人たちと新たに知り合うことができたら何より嬉しい。それこそが私の小さな世界を広げてくれるから。今は世界中で移動の制限がかかっていて、ともすれば不自由にも思えるけれど、でもそれはあくまでも目に見える部分。本当に自由とはそんな狭量なものではないはず。どんな状況であれ、心はどこまでも広げていくことができるし、新たな何かを見つけることができる。
人生はシンプルだ。
やりたいことを始めよう。
心を開いて、多様な人たちとつながろう。
いろんなところを旅しよう。
情熱をもって生きよう。
THIS IS YOUR LIFE.
自分の人生を生きよう。